窓拭きで疲れた。幻想が楽しい大晦日。
大晦日。
予備校時代に、現代文の先生が
「たった一日を越えるだけでこんな大騒ぎしてどうすんの?」的なことを言ってました。
行事を重んじる(?)地方出身のおじいちゃんっ子で、
友達と楽しくどんちゃん騒ぎなんてもってのほか、
どこにも行かず自宅で過ごすことをよしとし、
テレビは「紅白からゆく年くる年コース」の私は
「なんてすかした野郎だぜ」と思った記憶があります。
だから現代文の偏差値が上がらなかったことに今気がつきました。
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大晦日の服屋は掃除だ。
窓拭きという厳しい作業には、柳原可奈子的な明るい子のサポートが欲しい。
普段使っていない筋肉が、香ばしい悲鳴を上げる。
大晦日に服屋に来る奇特なお客さんには、
これから始まるであろう宴でご苦労さんな肝臓を思いやりながら、
自家焙煎屋の強いローストされたマンデリンを、若干薄く入れてやる。
それが気配りというものであろう。
もちろん、OSCAR PETERSON。
追悼記事を、あぁそうかとながめつつ、ジャズミュージックの歴史に思いをはせてみる。
きらめくパッセージに、どこかアカデミックなヴォイシング。
「電話してんのに、うるせい」と、いつもなら怒られる音量で流してみよう。
ルックス重視であつらえてみたものの、、、JBL、いいものだ。
男の大晦日はこうでなければならない。
結局それだろう。
さんざん悩んでもそれがいいだろう。
コーヒーが嗜みとするあなたには、
ドリップを連想させるネルシャツしか思い浮かばない。
大晦日に上質のシャツを買うなんて、ばかげている。
ばかげた男には、ばかげるほどのはまぎくカードポイントをつけてやろう。
これが男の服屋の大晦日というものだろう。
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「くに~!ピースライトけろ~!!」
あら~、近所のお兄さん~。
来年もよろしくお願いしますね~。
リアルな店頭の風景に、素敵な大晦日だなあと思う昼過ぎ。
さあ、あとは床でもふいて終わって閉店だ。
来年もよろしくお願いいたします。