滝乃家さん、おつかれさまでございました。
女性に花を贈ることが趣味の私は、
東京のお母さんの誕生日に、彼女にぴったりの「ひまわり」を贈りました。
何日かして、彼女から一枚のはがきが。
その内容に、しばしがっくり、試着室にこもりました。
とうとうこの日がやってきてしまったのです。
滝乃家さんが、お店を閉めるとのことでした。
お母さんの御年を考えると、それはある程度予想がつくことでありましたし、
それでも次こそは飲みに行こう!と思っていつつも、
なかなか行けず、、、。
実際にこの日を迎えると、思いがあふれるものです。
妻を連れて行けたことが、なんとか救いになっていますが、
やはりもっと行きたかった。
トーキョーでの展示会めぐりにビビりながらくたくたになり、お店に。
夜行バスを待つまでのあの時間。
瓶ビールで乾杯して、きちんと湯煎した日本酒をいただく。
昭和の美意識の集合体のような店内。
小松菜の和え物と、その日の干物、湯豆腐を食べながら、
江戸っ子のお母さんと話すあの時間。
もう会えないと思うとさみしいものです。
こうなったら、岩手観光に連れていけるように、仕向けよう!!
滝乃家さんで過ごした、バスを待つまでの2時間弱。
コネも実績もない若輩すぎる私が、
なんとかこれまでやってこれたのは、あなたのおかげです。
滝乃家のおかあさま。
本当にありがとうございます。
これからもお元気で。
歌舞伎や演劇鑑賞に、いそしんでください。
またお会いできる日を楽しみにしております。
いったいこれから、
あのような時間を過ごせる店に出会えるものだろうか。
自信ない。