さようなら、姉ヶ崎のフィールドハウス。寝られない夜にデカフェをどうぞ。
この春、つらい別れです。
姉ヶ崎のフィールドハウスが解体されるそうです。
宮古市で一番好きな場所を散歩して、活力をいただいて出勤しておりましたが、今朝のただならぬ光景に、「まさか!?」とすぐさま足場を組んでいたおじさんに駆け寄って話をしましたが、やはり解体するそうです。
担当?市?国?よくわからないとのことですが、「もったいないと思いませんか」と聞いたら、髭面で優しいまなざしの男性ふたりは、静かに頷いていました。
妻がいなければ、泣いてしまっておりました。
調べてみると、確かに環境省の解体入札の記事を見つけましたが、どうしてこのような税金の使われ方がされるのでしょうか。
今朝の新聞より。
youtubeや写真による、“百聞は一見に如かず的防災教育”を徹底すればいいのではと思うデジタル時代に、震災遺構などいう半分崩れた建物の管理維持に、年間数百万円も投入される記事や、おりしも受験シーズンで、国立大学の学費の値上げという記事の下部には、しっかりと金融機関の教育ローンの広告が。
こんな田舎の古い建物を片っ端から壊す前に、もっと税金を使うところがあるのではないでしょうか。
まさかの、年度末だからでしょうか。
さとう衣料店の絵はがき
姉ヶ崎のフィールドハウスの解体の情報に、市や担当者は、何も感じなかったのでしょうか。
環境省の管轄だから…と涙を流したとしたら、その時こそ「政治の出番」だったのではないでしょうか。
那須かな、ニューヨークかなと、妻と笑いながらも歩く公園に、佇むフィールドハウスの屋根の稜線。
深い軒に、木の外壁の素晴らしい建物は、私が宮古市に住む理由のひとつでした。
身近にある宝物に決して気づくことなく、当然守ることもしないのは、情操教育の欠如によるものでしょうか。
幼いころからの、環境や美しいものへの教育の必要性を感じるとともに、私たち市民も、あのような建物を守れなかったのは、何故なのか考えなければならないのでしょう。
姉ヶ崎フィールドハウス解体の悲しみで寝られないなら、デカフェをどうぞ。
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大切なおともだちとの別れの、さみしい春。
悲しみとやるせなさに、私はコーヒーよりもお酒をいただきます。