うわー！

震災により、宮古市鍬ケ崎地区から仮店舗を経て現在の場所で店を始めてから、10年が経過しました。

お客様からこのようなケーキをいただいて、ひとつの区切りであることに気付くとともに、これまで支えていただいたお客様、業者さんに、あらためて御礼申し上げます。

津波で流されても皆様のご支援による再開から10年。

今後また流されたとしてもまた何かしら再開すると思うのですが、そんななかで目標としているものが、学生時代の高円寺で通った食堂の姿であります。

ずらーっと並ぶメニューに、味は普通、量は多め、寡黙ながらも柔和なご主人が、いつも目くばせ1品サービス。

お金を握りしめて通う若い時分の私は、店としてまた人として、「普通である」ことの大切さを教えていただきました。

宮古市にある、衣料品販売とコーヒー豆の店。

どう頑張っても普通なことしかできませんが、普通であることに挑みながら運営を続けてまいります。

どうぞよろしくお願いいたします。