春の別れとは違う涙を流した日。
春風コケサンゴ
新生活が始まる春。
この春、高校生活スタートさせるお孫さんにおばあちゃんから服のプレゼント。
いいなぁ。
こんなおばあちゃんが欲しかったなぁ、とスタッフ一同。
「バイト代でなかなか買えないもの選んでいいんだよ~」と、
その割にはセレクトに厳しいおばあちゃん。
「それは~こちらのおばちゃん組向きじゃないのかね~」と、
私が指さすほうには、スタッフ久保田さんと若女将。
どちらのバックにしようかと悩んでいるお孫さんに、
「例えばこっちはデートなんかにも使えそうだよね」と不用意なスタッフの発言に、
同伴のお父さんが「ぬわんだって~!?」。
あーでもないこーでもないとうるさい外野の言葉に、
ニコニコして選ぶ楽しそうなお孫さん。
素直なかわいらしい笑顔に、こちらも本当にうれしかった。
学校でもさとう衣料店を宣伝してね!
帰りしな、車に乗り込む時の「おばーちゃんありがとう」。
おじいちゃんおばあちゃんっこ揃いのスタッフは、思わず感涙。
素敵なシーンに今は亡き自分の祖父母を重ねる涙か、
それとも私にはこんなに買ってくれるおばあちゃんがいなかったとの恨み節の涙か。
それは知らない。
ちーん。