せんだいメディアテークの青野文昭から、コーヒーをめぐる旅。
仙台へ。
およそ2か月間、宮古を離れることなく、休日もコーヒー研修に打ち込んできましたが、さすがに疲れたので、癒しをもとめて仙台の「せんだいメディアテーク」で開催されている、義兄青野文昭の個展に行ってみました。
会期:2019年11月2日(土)から2020年1月12日(日)
仙台の一等地で、しかもこのよう広いスペースで個展をさせていただくこと。
制作にあたっては、卸町の倉庫を貸していただいたそうですし、市内のギャラリー「ターンアラウンド」さんでは、個展に合わせてトークイベントなども開催されているそうです。
約25年間、青野作品の応援隊として家族皆で応援してきた私達にとって、ありがたい気持ちでいっぱいになりました。
関係者のみなさま、ありがとうございます。
これは韓国あたりで見たことあるような…
新作も、なんだかすごい迫力(笑)。
妻曰く、「熱が出そう」。
東日本大震災で流出した、さとう衣料店鍬ヶ崎本店。
このようなかたちで形に残してもらって、光栄です(涙)。
こ、こ、ここ、こここ、これは!
さとう衣料店の居住スペース、在りし日の佐藤家の茶の間が再現されていました。
思い出の欠片たちに、母も思わず涙。
せんだいメディアテークを会場とした、佐藤家の家族愛の展示をお楽しみください。
癒しを求めて向かった仙台で、非常に疲れました。
青野文昭の世界。
その夜の鳴子の宿にて、妻は熱を上げました。
私めはといえば、真夜中に鳴子神社のまわりを、犬と散歩したせいでしょうか、とても後味の悪い夢を見ました(笑)。
美術家というものの、暮らしをささげ命を削りながら製作する姿と、そこから生み出される作品。
展覧会の出品という形で、私達家族を旅に連れて行ってくれることの、縁というものの奇妙さ。
朝もやのなか湯けむりがのぼる鳴子の温泉街を歩いたら、なんだか気分は最高になりました。
青野文昭展、どうぞ御足をお運びください。
もうひとつの目的である、コーヒー研修の旅。
父母に、コーヒーがどのように愛されているのか感じて欲しくて、仙台市内のカフェでコーヒーを楽しみ、豆を購入してきました。
ラストは、登米にある、coffee iPPOさんへ。
平日にもかかわらず、数十分の入店待ち。
用意してもらった窓側の席にて、これはブレンドこれはグアテマラなどと、それぞれのカップを移動させて飲んでいたら(嫌な家族だな)、「もしかして宮古の…?」と、1年前の訪問を覚えていてくれました。
コーヒー味と、登米の自然の中で愛される店はもちろんのこと、父母にぜひとも見て欲しかったのが、マスターの人柄。
長身でイケメンのマスターの穏やかな人柄、サービス精神。
これで、このような素晴らしい商売をしていたら、やはり駐車場は宮城県内外の車で埋まるわけです。
相変わらずの素晴らしさに、青野文昭展で熱を上げた妻も、心から癒された様子で帰路につきました。
黒板五郎帽と、気仙沼大島大橋。
現代美術と、コーヒー商売。
今回の旅でも、いろいろ勉強させていただき、刺激をうけてきました。
夕食前に熱を上げて頭痛に焦った妻に、即効性があるツボを見つけたことも、大きな収穫。
休息をとりながら、年末までしっかりと営業いたします。
2019年仙台への旅
おわり