備えの心構えと、春に備えるtumugu。
タイマグラにて。
東日本大震災から11年。
亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
11年間、この国はどう変わったのでしょうか。
国民1人あたり25万円ほどといわれた復興予算の不透明使用からコロナ対策でマスク配布に使用されたお金の額に耳を疑っているうちに、格差はますます拡大し、朝食も満足にとれない子供たちが多くいるというこの国。
400億に守られる宮古市で、大切に守られながら暮らす者として考えてしまいます。
コンサル風情の娘が父の会社をつぶした家具屋さんの話じゃないけれど、被災地を暗躍したコンサルタントの類に一過性の復興景気を語られ踊らされた企業が、返済とコロナ対応に奔走する話。
奮闘する女将のお宿には、今日もマスコミが押し寄せているようですが、彼らはきちんとお金を落として行っているのでしょうか。
復興だ復興だと、どこかわけのわからないところにお金が流れる仕組みだけがしっかり復興しているのでしょうか。
11年間、問題は全く解決しておらず悲しくなりますが、少なくとも11年前までとは異なる思考を得たことだけでも良しとしながら、何よりも命があり、またそれらのことを共感できるお客様に支えられていることの有難さをかみしめております。
宮古市に春がきます。
定番人気の心地よい素材。
ふんわりと羽織ってください。
オリジナルのジャガード素材。
麻の風合いと柔らかさがおすすめポイントです。
津波も来るとされています。
コロナ(のようなもの)もまた来るでしょう。
その時どうするか、どうしなければならないのか、問われることに備えたいと思います。