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さとう衣料店のブログです。

コーヒー研修を乗り切りました。

 

怒涛の二日間でした。

 

コーヒー焙煎の先生を、宮古市にお迎えしました。

焙煎機を購入する際に、担当者さんより「佐藤さんに紹介するのは、焙煎大会のチャンピオンに指導するようなレベルの方です」と言われておりましたが…。

 

私より年下の素敵な笑顔ながらも、関西弁ゆえの(?)圧力ある指導。

焙煎技術はもちろん、コーヒー全般の理論講習、さらには、コーヒーのラインナップのコンセプトから、将来的に競合店が出来た時を念頭においた運営の方法まで。

緊張感と連夜の白熱の飲み会による疲労で、恥ずかしながら、しばらく腰から睾丸まで痛くなりました。

あっけらかんとご教授いただく圧倒的な知識を前に、先生とのご縁が無かったら全く話にならないものだった…と、自分の厚顔無恥ぶりに、あらためて睾丸を押さえました。

これでどんな焙煎機でもできますよ、と言われても、次回お会いする時までには、確実に進歩していることを求められるはず、「その考えの理由は…?」などと。

妻と二人で、しっかりと日々勉強していくことに決意を新たにしました。

 

先生からお教えいただいた、焙煎技術からコーヒー理論。

ただし、それよりも…。 

 

先生のお店は、スペシャリティーコーヒー専門店です。

一般にスペシャルティーコーヒーの定義は、いくつかあるようですが、例えば、手に届くまでの経路や輸送保管などの流通のしくみが見える、欠点豆が少ないなどの特徴があるそうです。

コーヒーの産地は、おおよそ一般的に貧しいとされている国が多く、栽培作業のお手伝いで、子供たちが学校に行けないなど、貧困にあえぎながらコーヒー作りをしている国へ、しっかりと作業への対価を払って、生産者家族やその子供たちの暮らしを支えようとする動きは、認識しておりました。

思えば、ファッション業界も同じで、特にファストファッションでは、過酷な環境で生産を強いられたり、化学薬剤にまみれた汚染された川のそばで人々が暮らすという話はよく耳にするものであり、とんでもない業界だと、心を痛めるしかありませんでした。

 

スペシャリティコーヒーという言葉は、最近よく耳にする機会が多く、素人目線ながらも、ファッション業界と同様に、イメージ先行の部分も感じることがありますが、それだからこそ、生産者や農園の家族の顔が見えるようなしっかりとした生豆を仕入れ、お客様に提案し続けることを通じて、彼らの労働にお金を支払うことを目指してみたいと思いました。

服屋が始めるコーヒー屋だからこそ、目指してみたいと思いました。

 

私たちに焙煎を教えてくれた先生は、コーヒーによるチャリティーイベントを通じて、難病と闘う子供たちの支援をされています。

弊店もこれまで、震災から台風10号まで多くの支援していただきました。

いただいたご支援は、大学ノートにまとめて忘れないようにしてはおりますが、服屋としては、これまで何も恩返しできなかったと感じていました。

今後はコーヒーというものを通じて、被災地で活動する方々に、全くもって微力だとは思いますが、少しでも貢献できるようにしたいと思っています。

先生曰く、「佐藤さん、今は良いことが堂々とできる時代ですよ」…。

その時の私には、彼が、杉良太郎に見えました(笑)。

 

ちなみに、スペシャリティコーヒーのもう一つの定義は、高品質で美味しいことだそうです。

先生のお話に、あらためて、気軽に毎日飲んでいただけるような美味しいコーヒーを目指したいと決意しました。

上野先生、富士珈機の岡崎さん、スタートラインまで導いていただいてありがとうございます。

しっかり運営していけるよう、がんばります。

 

 

 

 

来週より、試運転営業を行うよう準備しております。

どうぞよろしくお願い申し上げます。